小樽で食べるウニだから、小樽産のはず──そう思って注文したら、実はロシア産だった、ということが珍しくありません。小樽市内の飲食店でも、産地は店によって様々です。

店選びの5つのポイント

1. 産地を確認する

小樽で提供されるウニの産地は、店によって異なります。
「小樽産」と明記している店もあれば、「市場状況により産地変動あり」としている店もあります。
産地へのこだわりがあれば、予約や訪問の際に直接確認するのがいちばん確実です。

2. 種類で選ぶ──バフンかキタムラサキか

ウニには大きく2種類あります。

  • バフンウニは粒が小さく、濃厚な甘みが特徴。
  • キタムラサキウニはあっさりとした旨みで食べやすいタイプです。

小樽近郊の漁場で多く獲れるのはキタムラサキウニです。
種類について詳しくはウニの種類と知識もご覧ください。

3. 塩水か、板うにか

塩水ウニは添加物なしで塩水に漬けた生うにで、旬の時期の素の味わいに最も近い状態で楽しめます。
一方、板うにはミョウバン処理で形を整えたもので、やや苦みが出ることがあります。

塩水ウニを提供する店は旬の短い時期に限られます。

4. 価格帯を把握する

小樽のうに丼は幅広く、漁の状況によって変動するため時価のお店も多くあります。
予算と目的を合わせて選びましょう。

5. 旬の時期で見極める

6月、7月はバフンウニもムラサキウニの両方とも旬を迎えます。
8月になるとバフンウニの旬が過ぎ、ムラサキウニのみの旬になります。
両方とも味わいたい場合、6月下旬~7月頃がお勧めです。

小樽ウニを使ったうに丼が食べれる小樽のお店

札幌など小樽以外でも小樽ウニを食べれるお店はあります。
ここでは、小樽ウニを食べれる小樽のお店を紹介していきます。

鱗友朝市「朝市食堂」

産地小樽産(キタムラサキウニ「白」)、確認済み
種類キタムラサキウニ
価格時価
提供時期旬の解禁期(6〜8月が中心)、早朝から
場所鱗友朝市内(小樽市色内3丁目)
予約なし(先着順・売り切れ次第終了)

小樽経済新聞に「小樽産ウニ丼(白)」として紹介されている、産地が公式に確認できる朝市の食堂です。水揚げしたばかりのキタムラサキウニをそのまま提供するスタイルで、鮮度は折り紙付きです。売り切れが早いため、朝一番に動けるスケジュールが理想的です。小樽産にこだわるなら、最初に検討したい一軒です。

青塚食堂小樽産

産地祝津前浜産の可能性が高い(小樽市観光協会で紹介)
塩水ウニ選択可(確認済み)
場所小樽市祝津
アクセス車推奨(小樽駅からバスも利用可能)

祝津は小樽の漁師町で、前浜で獲れる魚介を扱う地元食堂です。観光協会でも紹介されており、前浜産ウニを使っている可能性が高いと判断しています。ただし「小樽産」との公式明記は現時点では確認できていないため、「可能性高」と表記しています。塩水ウニを注文できる日があることも、この店ならではの魅力です。祝津エリアは小樽港を見渡す景色も美しく、観光とあわせて訪れる価値があります。

小樽朝里クラッセホテル小樽産

産地小樽産(自社で「小樽産雲丹丼」と明記)
価格5,000円(税込)/サラダ・香の物・味噌汁付き
提供時期6月ランチ限定、数量限定(なくなり次第終了)
営業時間11:30〜14:30(LO 14:00)
場所小樽市朝里川温泉2-676
電話0134-52-3800
駐車場あり(150台)

ホテルが自社サイトで「小樽産雲丹丼」と明記している、産地の確認できる一軒です。6月のランチのみの限定提供で、数量には上限があります。朝里川温泉エリアにあるため、温泉宿泊とのセットで訪れる方にも向いています。観光地の混雑を避けたい方や、落ち着いた環境でうに丼を楽しみたい方にもおすすめです。

グランドパーク小樽産地不明

産地要確認(「市場等の状況により、産地やメニュー内容が変更となる場合がございます」と公式明記)
価格ウニ丼 12,000円 / ウニ・イクラ丼 10,000円(小鉢・お吸い物付き)
提供時期3〜8月
営業時間17:30〜21:00(LO 20:00)、月・火・水曜定休
予約利用日の3日前までの事前予約制
場所港エリア(小樽市)2階「こころ」

港に面したホテルが提供する、小樽随一の高価格帯ウニ丼です。公式サイトに「市場状況により産地変動あり」と正直に明記している点は誠実な対応といえますが、「必ず小樽産」という保証はありません。価格を超えた非日常感と景観を楽しみたい方、特別な機会にふさわしい食体験を求める方に向いています。予約は必須です。

世壱屋 小樽運河店余市・道内産

産地余市産・北海道各地産(自社サイトで明記)
特徴独自の「熟成うに」製法。無添加。キタムラサキ・バフン各種
価格うに本鮪5種食べ比べ丼ほか(白6,050円〜、赤7,150円〜)
営業時間日・月・木 10:00〜17:00 / 火・水・金・土 10:00〜20:00
定休日なし
場所小樽市堺町2-18
電話0134-65-7251

余市産を中心とした独自製法の「熟成うに」を提供するウニ専門店です。「小樽産」ではありませんが、産地・製法・品質について自社で明確に説明している点では情報の透明性が高いと言えます。熟成製法により無添加で冷凍保存が可能になった独自商品は他では食べられません。小樽運河エリアに位置し、観光のついでに立ち寄りやすい立地です。余市と小樽のウニの違いに興味がある方はウニの種類と知識もご参照ください。

三角市場は注意が必要!

小樽駅から徒歩1分と観光客で賑わっている三角市場ですが、ロシア産のウニなど小樽ウニではない店もあります。

ロシア産のウニが悪いわけではありません。
しかし、「小樽で美味しいうにが食べたい!」と思って高いお金を払って、がっかりしたということは避けて欲しいです。

三角市場以外でも、うに丼を食べれる店は小樽には多くありますが、どこでも手に入るようなウニを使ったうに丼が高い値段で出されていることもあります。

気になるお店を見つけたら、小樽ウニを使っているのか一度確認をしてみてください。

ぜひ、漁が解禁され、旬を迎える美味しい小樽の小樽うにを食べていただきたいです。

【番外編】うに丼以外の小樽ウニを味わえる小樽のお店

小樽でウニを食べると言ったら、生のウニ丼が人気ですが、小樽ウニの美味しさを味わう方法は、うに丼だけではありません。

注目されているのが、フランス料理などの技法を使ったウニ料理です。
フランスは日本についでウニの消費が多いと言われているため、ウニの料理の種類も多くあるようです。

フレンチでウニを使うとき、ソースや火入れの調整、他の食材との対比によって、ウニの甘みや磯の香りが別の顔を見せます。、生のウニとは違った魅力を感じられます。

記念日などに、うに丼とは違ったウニの魅力を感じてみてはいかがでしょうか?

Restaurant ao

産地小樽産
特徴小樽ウニ以外にも道内各地の新鮮野菜を使用したコース
価格ランチ 10,000円 / ディナー 18,000円(小鉢・お吸い物付き)
営業時間ランチ 11:30〜14:00 / ディナー 17:30〜21:00
定休日水曜日
場所小樽市塩谷1-27-12
電話0134-28-2333

Restaurant aoは、海を一望するオーシャンビューの宿泊施設(小樽迎浜館)の中にあるレストランです。
フランス料理の技法に北海道の食材を重ねるスタイルで、宿泊者だけでなく食事のみの利用も受け付けています。
ただし完全予約制。うに丼のように飛び込みはできないため、事前の予約が必須です。
特にディナーの時間は夕陽が絶景です。